森の市2024 東京大手町

森の市2024 東京大手町

東京大手町に森があること、ご存知ですか。

 木や虫、動物の生態系が育まれた「都市の森」が大手町にあります。

この「都市の森」を多くの人に知っていただくため、わたしたちは「森の市」を作りました。

 

 

コンセプトは「森を祭る」

「都市の森」に集う宴をコンセプトに、自然の恵みに感謝する日本のお祭りの文化をこの場所に落とし込みたい。 国籍や性別を超えて人が集まり賑わいを創生する。驚きやときめき。日常忘れていた感覚を取り戻す場所。森の中で遊ぶこと、自然に戻る素晴らしさ。そして日常では触れられない物や人との接合点。他には無い圧倒的な感動を得られる場所。日本の心臓部である大手町から発信する、それが「森の市」。

総合ディレクター 丹地良子の言葉です。

このコンセプトをもとに、空間装飾・デザインディレクション・ブランドリーシングをANTE Vojnovic div.にて丹地良子と並走しながら完成させたのが「森の市」です。

「祭り」からイメージを広げて、空間のいろんなところにやぐらや提灯、のれんといった縁日的な装飾を取り入れました。

 

メインビジュアルはの我喜屋位瑳務(ガキヤイサム)さん。

「人間は立ち止まって動物や自然と共生していく道はないのか?」という思いがこもった作品は、森の女神が都市に森を持ってきて、都市の森を守るようにも見える。

日常に無いものを目にしたときの違和感を通じて、森の市や大手町の森に興味を持ってもらいたい、という丹地の願いも込めて。

 

人と森が交差する場には、パワーと活気があるブランドを

森の市は森のある1階と、1日7万人が通る通路面したB2階、そしてその中間に位置するB1Fの3フロアで開催、40のブランドを誘致しました。

それぞれのフロアには、背骨が通ったゾーニングがあります。

「都市の森」のある1階は、入り口の櫓を抜けたところから森の奥へと誘われるようにブランドが立ち並びます。

 

ビールやオーガニックワイン、お酒との相性ばっちりなケークサレやプラントベースのチキン、ミャンマー支援に奔走する個性的な店主のカレーの匂い。ベトナムからやってきたブッタマシンの音色も盛り上げます。

 

森とのつながりを大切にするプロダクトや魅力的なフルーツ、こんがり焼きあがるクレープの香りに誘われて進んだ先に広がるのは、より好奇心がブランド。

ビンテージバイクやアウトドアショップ、丁髷の店主が進めるジンジャエール、能登の櫓と一本杉商店街のイチオシのアイテムたち。

大人、子ども、海外の方、誰もが森での”遊び”と五感を通したワクワクが堪能できます。

 

 

 

ART×Regenerative=脳みそで感じるエシカル

B1Fでは、「Regenerative」をテーマに、アート感をあるアイテムの販売と全13のワークショップを開催。

エシカルって言葉を固くとらえず、まず自分の楽しいとか気持ちいいって感覚を開くことが大切だと思っていて。その積み重ねが結果的に“地球にやさしい”に繋がる。そんな体験を森の市でできればいいなと思っています。(丹地)

 

 

都市の森のライフスタイル

素材、工程、全てにこだわったアイテムの背景を聞くのはまるで物語を聞くような時間。B2Fには、衣食住にまつわるブランドをアサイン。クリエイターの才能が詰まったアイテムたちは、忙しなく都市を駆け回る人が思わず立ち止まる。

 

日本、アルゼンチン、ベトナム、ニュージーランド、ブラジル・・・と国内外からこだわりを持ったブランドがぎゅぎゅっと集結。そしてどのブランドをとっても、私たちが大好きなもの、ビビッときたもの。大好きだからこそ、もっとみんなに知ってほしい、そしてその熱量はそのままブランドさんにも映り、祭りの活気となりました。

 

 

本来の自分を再発見してもらえる場所になれたら

楽しいを纏って、新たな自分の感性に出会える、それが森の市です。

出店者のみなさま、お客様の皆様と共に作り上げた私たちの大切な場所です。

それぞれの感性そして心の一片がビビッと揺さぶられ、震える体験を通じて、「大手町の森での出会い。森の市との時間の物語」、それが「森の市」最大の願いと特徴です。