雅号や洗練された画風から、江戸時代の絵師と勘違いすることもあるが、小村雪岱(こむらせったい/1887-1940)は明治、大正、昭和の激動期を鮮やかに駆け抜けた表現者である。しかし、彼が遺した意匠は、一世紀を経た今なお、我々の日常の風景に溶け込んでいる。明治、大正、昭和の激動期を駆け抜けた彼は、江戸の情緒をモダンに昇華させた「挿絵画家」であり、名だたる役者に愛された「舞台美術家」であったが、同時に現代にも続くブランドの美学を決定づけた「稀代のクリエイター」でもあった。
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| サイズ | W150xH213xD3mm |
| 素材 | 紙 |
| 原産国 | 日本 |
| 容量 | - |
| 重量 |
78g |
※古書のため、多少スレ傷み汚れがございます。
※本書は、2冊ご用意があります。画像最後に2冊並べた画像がございます。ご確認ください。
ユリイカ 昭和32年2月号
新連載:遠藤周作『沈黙の声』
本号から、後に日本文学史に残る名作となる遠藤周作の「沈黙の声」(後に『沈黙』として結実)が連載をスタートさせています。当時の読者は、まだ「沈黙」という作品の壮大さを知る由もありませんが、次代を担う作家の重要な創作の始まりをリアルタイムで目撃できた、歴史的な号です。
創刊者・伊達得夫の熱意のもと、若き現代詩人たちの新たな詩篇や、鋭い詩論・文芸批評が多数掲載されています。当時の詩壇が直面していた課題や、新しい表現への渇望を肌で感じ取ることができます。
装丁は伊原通夫、カットは真鍋博や井出孝ら、後のデザインやイラストレーション界で活躍するアーティストが手掛けており、雑誌そのものが一つの芸術作品として成立しています
【遠藤周作(1923-1996)について】カトリック作家として、キリスト教の教えと日本人特有の感性との葛藤を描き続けました。 代表作「沈黙」などに見られる、信仰、裏切り、弱さの中の愛というテーマを深く追求しています。 ユーモア小説や歴史小説にも定評があり、その幅広い作風と人間的な視点で多くの読者を魅了しました。 日本文学において、宗教的テーマを深く探求した作家として、今なお重要な位置を占めています。
*『ユリイカ』(Eureka)は、1956年に伊達得夫が書肆ユリイカを設立し発行開始した日本の芸術総合誌です。ギリシャ語で「われ、発見せり!」(見つけた!)を意味する「Eureka」から由来しており、詩および批評を中心に、文学、思想、芸術全般を広く扱っています。
歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎 Catalog 2010年(第三版)
藤島武二展 Catalog 2017年
芥川龍之介と美の世界 二人の先達ー夏目漱石、菅虎雄 Catalog 2023-2024年
ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 Catalog 2017-2018年
雅号や洗練された画風から、江戸時代の絵師と勘違いすることもあるが、小村雪岱(こむらせったい/1887-1940)は明治、大正、昭和の激動期を鮮やかに駆け抜けた表現者である。しかし、彼が遺した意匠は、一世紀を経た今なお、我々の日常の風景に溶け込んでいる。明治、大正、昭和の激動期を駆け抜けた彼は、江戸の情緒をモダンに昇華させた「挿絵画家」であり、名だたる役者に愛された「舞台美術家」であったが、同時に現代にも続くブランドの美学を決定づけた「稀代のクリエイター」でもあった。
「大正イマジュリィ」とは、今から約100年前の大正時代(1912〜1926年)を中心に、明治後期から昭和初期にかけて人々の暮らしを彩った書籍装幀、雑誌、絵はがき、ポスターなどの印刷図像を指す言葉である。印刷技術の向上や洋式製本の普及、そして商業美術の発展を背景に、日本のグラフィックデザインが初めて豊かに花開いた時期であった。
「エウレカ(発見した!)」は、アルキメデスが叫んだとされるギリシャ語の感嘆詞です。現在の「ユリイカ 詩と批評」は青土社(せいどしゃ)から発行されており、現代詩や文学だけでなくサブカルチャーなど新たな領域にも意欲的に取り組み、常に読者へ「新しい発見」を提供し続けているのです。創刊者である伊達得夫は採算や既存の文壇の評価を一切無視し、ただ純粋に「本物」だけを選び抜く力を持っており、ユリイカの言葉通り、才能ある若い詩人たちを数多く発掘し、世に送り出していたのです。
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