まれびとーー骨董通りの地下、感性をひらく入り口。


表通りの喧騒が嘘のように遠のく、南青山・骨董通りの地下。 

そこには、作家の器や選び抜かれた骨董が静かに呼吸する空間「東京十月」があります。  一歩足を踏み入れると、都会の真ん中であることを忘れるような、濃密で穏やかな時間が流れています。

 

この場所で不定期に開かれるのが、五つの椅子だけの特別な宴「まれびと」です。

ホストは、H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)の創業者であり、長年海外から独自の感性を生かして数々の「原石」を見つけてきた村松孝尚

 1985年の会社設立以来、ファッションを中心にインテリア、アートなど、生活と文化に関わる事業を多角的に展開し、セレクトショップのパイオニアとして日本と世界に新しいマーケットを創り出してきた人物です。

 

「人には必ずひとつ光り輝く才能がある。それを引き出し、見守っていくのが最大の仕事」 

 

そう語る彼は、常に人と創造性を大切にし、パリやニューヨークなど世界各地に広がる独自のネットワークを通じて、クリエイターの才能を発掘し、日本へ紹介し続けてきました。

 ▶︎matsunoichi gallery

 

たとえば、今や日本国内でも多くのファンを持つフランスのライフスタイルブランド「ASTIER de VILLATTE(アスティエ・ド・ヴィラット)」。

1996年、パリ国立高等美術学校で絵画や彫刻を学んだ二人のアーティスト、ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットとイヴァン・ペリコリが創業したその年、パリの国際展示会で彼らと出会ったのが村松でした。

丁寧な手仕事から生まれる純白の陶器は、伝統とモダニズムを融合させた唯一無二の存在感を放ちますが、実は彼らが東京十月のためだけに作った「Banshaku」シリーズがあります。

“晩酌”をテーマとしたこの白い陶器は、日本の古き良き習慣を彼らのテイストで新たに表現したもの。個別の膳の上、お酒とともに季節を映す酒肴が並ぶその様は、どこか小津安二郎の映画作品を彷彿とさせます。

 


▶︎ASTIER de VILLATTE(アスティエ・ド・ヴィラット)

 

日本社会の変遷につれて進化してきた“晩酌”という素晴らしい文化をこれからも尊び、歓びを分かち合う大切な食卓に在るように――そんなささやかな願いが込められたコレクションです。

世界中の才能を見出してきた彼が、今なお深く愛し、大切にしている空間こそが、この東京十月なのです。

 

 

その村松から声をかけられ、この宴に加わったのが丹地良子

 かつてH.P.DECOの店長やスーパーヴァイザーを兼任し、最優秀店長賞を受賞、その後同社「バザー・エ・ガルドモンジェ」のディレクターを務めるなど、数々のブティック立ち上げを牽引してきた仕掛け人です。

現在はフリーのクリエイティブディレクターとして活動する彼女。

▶︎丹地良子 muin

セレクトショップのパイオニアとして世界中の作品を日本に紹介してきた村松と、人と人とのつながりを大切にしながら多くのお客さまの心をつかんできた丹地。

 

二人の感性が、この場所で再び交差します。

 

 

二人が集う東京十月は、厳選されたワインや全国の小さな酒蔵が醸す美味しい日本酒、そして旬の食材にそっとひと手間を掛けた創作和食のお店。

料理長・冬野慎治の作り出す料理が、その夜の豊かな時間に静かに寄り添います。

 

 

純日本建築の佇まいの中に、彫刻家アンテ・ヴォジュノビック(ANTE Vojnovic)による圧巻の十八人掛けアートテーブルと、その上に並ぶアスティエ・ド・ヴィラットのテーブルウェア。


そして、テーブルの壁面を埋め尽くす見事な本棚は、「ANTE Collectibles」が厳選した書籍たちです。

「大正イマジュリイ」を主に研究・コレクションする方の愛蔵品から、東京十月に集まる方々に向けてセレクトされたもの。

お酒や会話の合間に、ふと目が合う一冊があれば幸いです。

▶︎「大正イマジュリイ」について


 

あなたの感性をそっとひらく小さな入り口で、五つの椅子を温めてお待ちしております。

 

 

東京十月のご案内

「東京十月」では、純日本建築と現代アートが融合した空間を、パーティーや撮影などのスペースとしてお貸出ししております。空間のご提供だけでなく、目的に合わせた総合的なプロデュースやご手配も承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

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